外壁や屋根の塗装は塗膜の厚さが大切!
投稿日:2022.9.6
目次
外壁塗装について調べてみたことがある人なら「外壁塗装は3回塗りが大事」というのを目にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、ここで疑問が浮かびませんか?
なんで外壁や屋根の塗装は3回塗る必要があるのでしょうか。
その秘密は「塗膜厚」にあります。
外壁や屋根の塗装に使用する塗料は、使用方法が決まっています。適正な方法で塗装しないと施工不良を起こしてしまいますので、しっかりメーカーが推奨する方法で施工をしなければいけません。
今回は塗装工事で大事な塗膜厚について解説していきたいと思います!
【外壁や屋根の塗装は3回塗りが基本】
外壁や屋根の塗装は3回塗りが基本ですが、どのような流れで塗装をするのか、まずはチェックしてみましょう。
【塗装の流れ】
1:足場設置
2:高圧洗浄
3:下地処理
4:下塗り
5:中塗り
6:上塗り
7:足場撤去
8:塗装工事完了
三回塗りというのは「下塗り」「中塗り」「上塗り」の工程を指します。
塗装工程は塗料メーカーの施工マニュアルに指示されていて、ほとんどの塗料は3回塗りが推奨されています。
ここで気になるのが、なんで3回塗りなのかということです。
冒頭でもお伝えしましたが、ポイントは塗膜厚にあります。
実は本当に大事なのは塗装回数ではなく、この塗膜厚が塗装工事では重要になってきます。
それでは塗膜厚がどんな意味を持っているか次にお伝えします。
【塗膜の厚みとは?】
外壁や屋根の塗装は、塗装回数だけでなく塗膜の厚みも重要です。どの塗料メーカーも性能を最大限発揮するために必要な塗膜厚というのが決められています。
つまり3回塗っても適正な塗膜厚になっていなければ、メーカーが提示している性能を発揮することができません。
上の写真のように塗料には本来性能を発揮させるための必要な標準使用量があります。仕様書が指示している要領で塗装をすれば、適した厚さの塗膜を作ることができます。
塗膜の厚さのことを膜厚といい、平滑な金属面(鉄骨、トタン板、折板など)は錆止め、中塗り、上塗りの3回塗りで平均膜厚0.1mm。
外壁のコンクリート・モルタルや窯業系サイディング、ALCパネルは下塗りにより変動はありますが、塗装1回あたりの中塗り上塗り塗料の平均膜厚は0.03mm前後になります。
なぜ3回塗りを大事にしているのかというと、上の仕様書のようにほとんどの塗料メーカーが3回塗りを推奨しているからです。そして使用量どおりに塗装することで適正な膜厚を確保できます。
塗装回数が多ければ塗膜も厚くなってお得感がありそうですが、塗料はたくさん塗ればいいというものでもなく、また少なくなってもいけません。
それは先ほどもお話ししたように膜厚が関係するからです。
膜厚が薄くなれば性能が落ちてしまうのは容易に想像できるかと思います。
それではたくさん塗料を塗って塗膜が厚くなった場合はどうでしょうか?
厚くつけすぎた塗膜を「過膜厚」といいます。過膜厚になるとひび割れを起こす可能性があり、紫外線や雨水の影響を受けやすくなって劣化を早めます。
このように塗装は膜厚がとても重要で、3回塗っても膜厚が薄ければ性能は最大限発揮されず、また膜厚が厚くなりすぎると施工不良を起こしてしまいます。
屋根や外壁の塗装は、塗る回数も大事ですが、適正な膜厚を確保することも大切だとうことを覚えておきましょう!
【手抜き工事にはご注意ください!】
屋根や外壁の塗装は、膜厚が大事ということがわかると、よく言われている手抜き工事がどうして問題なのかも理解しやすいかと思います。
よく悪徳業者がする手抜き工事は、材料コストを減らすために塗料を薄めたり、塗る回数を減らしたりします。これでは必要な膜厚を確保できないのは目に見えています。
塗装は仕上がってしまうと、その前に行った工程は見えなくなります。悪徳業者はこの工程が隠れてしまうのを逆手にとって手抜き工事するのでご注意ください。
それでは手抜き工事をされないためにはどうすればいいか、以下に対策をお伝えします。
【手抜き工事を防ぐ対策:施工写真を撮ってもらう】
手抜き工事を防ぐためにおすすめしたいのが施工写真を撮ってもらうことです。
塗装は塗料を塗る工程だけでなく、その前の下地処理も重要です。下地処理で塗装の耐久性が左右されると言っても過言ではなく、適切に行われていなければいけません。
工程が隠れてしまうのは下地処理や下塗りの工程です。塗装は最後に上塗りをして仕上げますから、その前の工程はすべて隠れてしまいます。しかし、見栄えだけなら誤魔化せるかもしれませんが、塗装の保ちは隠すことができません。
手抜き工事をすれば必ず塗装の品質は落ちますから、数ヶ月、数年で剥がれてしまうでしょう。
工程ごとの施工写真を撮っておけば、どんな流れで作業を行ったか確認することができますので、これから塗装工事をされる方は、施工写真を撮ってもらえるか業者に確認をとりましょう。
業者選びについてはこちらの「こんな営業には要注意!」をご覧ください。
【塗装回数だけでなく、塗膜の厚みも大切です!】
ここまで外壁や屋根の塗装の塗膜厚の重要性についてお伝えしてきました。
適正な膜厚を作るには、メーカーが推奨する使用量を守り、指示する回数分塗料を塗ることです。
ほとんどの塗料メーカーは3回塗りで指示していますので、適正な膜厚かは何回塗ったかで判断するのがわかりやすいかと思います。
しかし、例外もありますのでご注意ください。
塗料の中には2回塗りを推奨しているものもあり、下地の状態によっては4回、5回と塗料を塗り重ねなければいけないケースもあります。
もし、規定回数とは違うケースで塗装した場合は、かならず理由がありますので、業者に聞いてみるのもいいでしょう。
ほとんどのケースでは塗る回数が減ることはなく増えます。それは、膜厚を確保するためで、塗料の性能を最大限発揮するために必要な対応です。
気になることやわからないことがある場合は、なるべく工事前に解消しておくことが大切です。当社は無料で建物診断を実施しておりますので、お家のことで気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
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