「葺き替え」と「カバー工法」のどちらを選べばいい?工事を決める判断基準を解説
投稿日:2026.2.28
屋根のメンテナンスは築20年目あたりまで塗装で対応するのが一般的です。しかし、それ以降は屋根内部の劣化を考える必要があります。そこで屋根の修理を検討する際、「葺き替え(今の屋根を全部取り替える)」か「カバー工法(今の屋根の上に重ねる)」か、どちらを選ぶべきかは非常に重要な判断です。どちらも屋根を刷新するメンテナンスですが、工事内容や得られる効果、負担するメンテナンスコストが違います。
そこで、本記事では、これから屋根のメンテナンスをご検討されている方に向けて、工事専門店のプロとして、「葺き替え」と「カバー工法」のどちらを選ぶか、判断基準について解説します。
今の屋根の状態によって選べる工事は決まる

屋根の工事方法を選ぶ際、最も優先されるのは「下地の健康状態」です。屋根材の下地となる野地板が雨漏りや結露によって腐っている場合、その上に新しい屋根材を重ねるカバー工法は物理的に不可能です。野地板が劣化していると、釘やビスを打ってもちゃんと効いてくれません。そのため、屋根材の固定が弱くなり、風で屋根が剥がれてしまう危険があります。
また、2000年前後に普及した特定のスレート屋根材には、表面が層状に剥がれてしまう特性を持つものがあります。パミールなど初期のノンアスベストスレートに見られる症状でして、これらは塗装してもすぐに剥がれてしまいます。この場合、下地がしっかりしていればカバー工法が検討できますが、下地まで傷んでいるなら、すべてを取り去る「葺き替え」が必要になります。
建物の重さが地震への強さにどう影響するか
地震の際、建物の揺れ方は「屋根の重さ」に左右されます。屋根が重いほど、振り子の原理で建物の揺れが大きくなるため、耐震性能を高めるなら屋根を軽くすることが効果的です。
例えば、日本建築にはなじみ深い日本瓦は重量が約50kg/㎡あります。これを軽量な金属屋根(約5kg/㎡)に葺き替えることで、屋根の重さは約10分の1にまで軽減され、耐震性を向上させることができます。
ただし、いくら軽量な屋根にしたからといって、カバー工法の場合は注意が必要です。カバー工法は、今の屋根の上に新しい屋根材を張る工法なため、金属屋根自体は非常に軽量ですが、合計の重さは元の屋根より増えることになります。カバー工法を検討する際は、そのわずかな重量増加が建物の構造に耐えられる範囲内かどうかを的確に判断する必要があります。
雨漏りを防ぐルーフィングの寿命と役割
実は、雨漏りを防いでいるのは表面の屋根材ではなく、その下に敷いてある「ルーフィング」です。ルーフィングとは不織布にアスファルトを染み込ませた防水シートのことです。このルーフィングには寿命があり、一般的なもので約20年、高品質なものでも約30年で防水機能が低下します。
屋根がどんなにきれいに見えても、その下に敷いてあるルーフィングの防水機能が低下している場合は、「葺き替え」や「カバー工法」をご検討いただくことになります。
「カバー工法」をご検討の際に問題点となるのは、ルーフィングや野地板などの内部の状態を確認できないことです。もし内部が傷んでいながらもその上に屋根を被せてしまうのは、問題をそのままにして蓋をするようなものです。「カバー工法」をご採用するにあたり、屋根内部の状態まで配慮して的確に判断する必要があります。
これに対し「葺き替え」は、古いルーフィングをすべて剥がし、野地板の状態も確認できるため、長い目で見ると安心な方法です。雨漏りや屋根が沈むような兆候が見られる場合は、「カバー工法」よりも「葺き替え」を選択いただくのが、その後の不安を抱くことはありません。
費用と工事期間、将来にかかるお金の違い
工事費用の大きな差を生むのが「アスベスト」の処分代です。2004年以前の屋根材にはアスベストが含まれていることが多く、これらを剥がして処分する場合、特別な処理が必要になるため、通常の2倍以上の費用がかかります。
カバー工法はこの古い屋根を剥がさないことと解体が最小限に抑えられていることから、「葺き替え」よりも初期の工事費用を大幅に抑えることができます。また、工事期間も「カバー工法」の方が短いです。
ただし、「カバー工法」は屋根が二重になっているため、元々の屋根に問題があると対応が難しくなります。もし、雨漏りがある場合は、せっかく新しくした屋根を剥がす必要が出てきます。「今、費用を抑えてカバー工法にするか」「将来を見据えて今のうちに葺き替えておくか」は、その家にあと何年住む予定かを考慮してご検討することが大切です。
まとめ|屋根のことでお困りでしたらドクターホームズにお任せください!
ここまで「葺き替え」と「カバー工法」のどちらを選ぶか、判断基準についてお話しさせていただきました。
目先の費用を抑えるために「カバー工法」を選んでも下地が傷んでいれば数年で再修理が必要になるリスクがあります。逆に、短期間しか住まない予定であれば、「葺き替え」による全交換は過剰な工事になるかもしれません。
大事なことは、建物の現状を正確に把握し、資産価値の維持につながる最適な方法を選択することです。それには専門業者に屋根の状態を見てもらい、「葺き替え」と「カバー工法」のどちらが妥当か判断を仰ぐことです。
ドクターホームズでは建物診断や見積もりを無料で実施しておりますので、これから屋根のメンテナンスをご検討されている方は、ぜひ当店にお任せください!
“mu”
大阪府摂津市・豊中市・茨木市・寝屋川市・門真市・四條畷市・守口市・枚方市・高槻市・箕面市・池田市・吹田市で、塗装工事、屋根工事のことなら、ドクターホームズへお気軽にご相談ください。
大阪府摂津市・吹田市・寝屋川市の外壁塗装・屋根塗装・防水リフォーム専門店
ドクターホームズ
https://doctor-homes.jp/
住所:大阪府摂津市東別府1丁目2-29-3
お問い合わせ窓口:0120-857-016
(8:00〜20:00 不定休)
対応エリア:大阪府摂津市、他
★ 地元のお客様の施工実績多数掲載!
施工実績 https://doctor-homes.jp/case/
お客様の声 https://doctor-homes.jp/voice/
★ 塗装工事っていくらくらいなの?見積りだけでもいいのかな?
➡一級塗装技能士の屋根、外壁の無料点検をご利用ください!
無理な営業等は一切行っておりません!
外壁屋根無料診断 https://doctor-homes.jp/inspection/
★色を塗る前にシミュレーションしたい、塗装以外の工事方法はないの? どんな塗料がいいの? 業者はどうやって選べばいいの?
➡ どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせ https://doctor-homes.jp/contact/
















