外壁塗装ブログ

下塗りなしは危険!外壁塗装の下塗りの役割を解説!

投稿日:2023.1.18

外壁塗装や屋根塗装の見積もりを見たときに「下塗り」「中塗り」「上塗り」という項目を見たことはありませんか?この時に同じ塗装作業なのになんで3つに分けているんだろう?と疑問に感じるかもしれません。

 

本日はその中の「下塗り」についてお伝えしたいと思います。

 

下塗りは塗装の土台となる大事な工程ですから、ぜひ下塗りの役割や必要性、下塗り用塗料の種類などを覚えておきましょう!

 

【下塗りと中塗り、上塗りの違い】

下塗りなしは危険!外壁塗装の下塗りの役割を解説!

外壁塗装の工程は、

 

下塗り→中塗り→上塗り

 

の3工程で行います。

 

ここで疑問に感じるかもしれません。同じ塗装作業なのにどうして3つ工程があるのだろう?

 

この3つの工程は以下の違いがあります。

 

下塗り:下塗り用塗料を塗布する作業

中塗り・上塗り:上塗り用塗料を塗布する作業

 

下塗りと中塗り・上塗りは使用する塗料や目的が違います。

 

中塗りと上塗りについては今回割愛させていただきますが、この工程では塗装の仕上げが目的です。

 

それでは下塗りの役割についてお伝えしていきたいと思います。

 

塗装工事の流れについてはこちらから

 

【下塗りの役割】

下塗りなしは危険!外壁塗装の下塗りの役割を解説!

下塗りにはシーラーやプライマー、フィラーなどの下塗り用塗料を使います。

 

下塗りの役割は、

 

・塗装の密着性を高める

・ムラを防ぐ

・ひび割れを補修する

・凹凸のある下地を平滑にする

・下地の色を隠す

・機能性を持たせる

 

などがあります。

 

【塗装の密着性を高める】

下塗りなしは危険!外壁塗装の下塗りの役割を解説!

塗装は下地に密着することで長期間保つことができます。上塗り用塗料も密着はしますが、長く保たせるほどの密着性はありません。また、建物は常に揺れており、外壁も動いています。その動きに塗膜も追従している必要があります。

 

ですから、塗膜は下地に強固に密着していなければなりません。それを補強するのが下塗りの役割の一つです。

 

下塗りすることで塗料が浸透し、クサビとなる塗膜を形成します。この塗膜は下地と上塗りをつなぐ大事な土台となる部分で、塗膜が剥がれにくくなります。

 

【ムラを防ぐ】

外壁や屋根などは風雨や太陽の紫外線などにさらされているため、年数が経つにつれて劣化してきます。経年劣化した下地は、塗料の吸い込みが多くなり、塗膜が均一になりません。塗膜の厚みがまばらになればムラができてしまいますので、見た目も美しくならないのです。

 

下塗りはそのムラが出てしまうのを防ぐ役割があり、下塗りでつくった塗膜が保護膜となり、上塗りした塗膜の吸い込みを防ぎます。下塗りは塗膜を均一にし、美しく塗装を仕上げるのに重要な役割を担っています。

 

劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。

 

【ひび割れを補修する】

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ひび割れのことをクラックと呼びます。

 

クラックには「構造クラック」「ヘアークラック」があり、ヘアークラックはフィラーでひび割れを埋めることができます。

 

フィラーは粘性のある塗料でして、シーラーやプライマーのようなサラサラとした質感はありません。

 

塗膜厚があり、ゴムのように伸縮性があるため、追従性に優れています。塗膜が下地に追従してくれますので、ひび割れ防止や補修の用途で使われます。

 

また、浸透性のあるプライマーもひび割れ補修に使うことがあります。

 

クラックについてはこちらの「外壁にあるクラックは大丈夫?そのままにしてしまう危険性と補修方法」をご覧ください。

 

【凹凸のある下地を平滑にする】

下塗りなしは危険!外壁塗装の下塗りの役割を解説!

モルタル外壁のように凹凸の大きい外壁材を塗装するときは、塗膜が均一にならないため、下地を平滑にする必要があります。

 

この下地に平滑にする時も下塗り用塗料のフィラーを使います。

 

先ほどお伝えしたように、フィラーは塗膜厚がありますので、凹凸のある下地を平滑にすることができます

 

【下地の色を隠す】

下塗りなしは危険!外壁塗装の下塗りの役割を解説!

塗装工事は外壁や屋根の色を変更して外観の雰囲気を変えるのも楽しみの一つです。塗装できる色は様々あります。

 

下塗りは外壁や屋根などの元々の色を隠す役割もあります。

 

既存の色によっては、塗装しても浮き出てしまうため、それを防ぐためにホワイトなどで下塗りをしてから上塗りをします。

 

濃い色の上に淡い色で塗装するなど色が大きく異なる場合に、下地の色が浮き出てこない色で下塗りをします。

 

【機能を持たせる】

下塗りなしは危険!外壁塗装の下塗りの役割を解説!

主に機能性は上塗り用塗料が担っていますが、下塗り用塗料にも防カビ性や防藻性、防錆性、遮熱性などの機能を持たせているものがあります。

 

下塗り用塗料と上塗り用塗料同士で相性がありますから、材料選定は間違えないことが大切です。相性が悪いと施工不良を起こす可能性があります。

 

また、遮熱性を持つ塗料は、遮熱性能に大きく影響します。遮熱性とは熱の吸収を抑制し、温度上昇を防ぐ性能のことですが、性能が落ちると効果が発揮されませんので、遮熱塗装をする場合は、下塗り用塗料と上塗り用塗料の相性をよくご確認ください。

 

遮熱塗装についてはこちらの「屋根塗料はどうやって選ぶ?遮熱塗料や断熱塗料の違いも解説」をご覧ください。

 

【外壁や屋根の塗装は下塗りが必須!】

下塗りなしは危険!外壁塗装の下塗りの役割を解説!

下塗りは1回塗りが基本です。しかし、たった1回の塗装でも、その効果は目に見えて現れるほど絶大です。

 

下塗りの役割は「塗装の密着性を高める」「ムラを防ぐ」「ひび割れを補修する」「凹凸のある下地を平滑にする」「下地の色を隠す」「機能性を持たせる」です。

 

もし、下塗りをしていなかったら、

 

・塗装が剥がれやすい

・塗装にムラがあり、見栄えが悪い

 

ということが起きてしまいます。

 

業者の中には工程を省いて手抜き工事をする悪徳業者も存在します。このような業者に工事を依頼してしまわないように「見積もりをよく確認すること」「業者から下塗りについて説明をしてもらうこと」「下塗りの工事写真を撮ってもらうこと」など事前に対策をしておきましょう。

 

当社は無料で建物診断を行なっております。これから塗装工事をお考えの方はお気軽にご相談ください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

 

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