セメント瓦を塗装するタイミングはいつ?
投稿日:2025.8.15
セメント瓦は日本瓦を模したセメント製の屋根瓦です。
1970年代〜1980年代にかけて製造され、安価なため多くの住宅の屋根に採用されていました。
現在では製造が中止されて流通していませんが、定期的に塗装する必要があるため、いまでも塗装させていただく機会が多くあります。
原料のセメントは吸水する性質があり、塗装が機能していないと強度が低下して破損を招く恐れがあります。
セメント瓦の寿命は30〜40年と長持ちですが、塗装は耐用年数を迎える前から必要です。
一般的にセメント瓦を塗装するタイミングは10年が目安となりますが、他に劣化症状なども見て総合的に判断する必要があります。
本記事ではセメント瓦を塗装するタイミングや塗装を考えていただく劣化症状などについて解説いたします。
セメント瓦を塗装するタイミング
セメント瓦を塗装するタイミングは10年ごとが目安
セメント瓦を塗装するタイミングは10年ごとが目安です。
セメント瓦が流通するようになってからもう50年以上経過しています。
新規で塗装される方はすでにいませんから、ほとんどの方は2回、3回と塗装されているでしょう。
そこで2回目以降の塗装時期について次の項でお話しいたします。
2回目以降は塗装した塗料の耐用年数を目安にする
2回目以降の塗装は使用した塗料の耐用年数を目安にご計画ください。
屋根塗料にはウレタンやシリコン、フッ素、無機系などいろんな種類があり、それぞれ耐用年数が異なります。
屋根塗料の種類 | 耐用年数 |
ウレタン塗料 | 約7〜10年 |
シリコン塗料 | 約10〜15年 |
フッ素塗料 | 約15〜20年 |
無機系塗料 | 約20〜25年 |
代表的な屋根塗料の種類や耐用年数は上記の表のとおりです。
ただし、屋根塗料はメーカーや販売する塗料のグレードなどにより耐用年数、機能が異なります。
詳しくは屋根塗料のカタログなどで確かめることが必要です。
そして2回目以降の塗装は前回に使用した屋根塗料の耐用年数が目安となります。
屋根塗料についてはこちらの「屋根塗料はどうやって選ぶ?遮熱塗料や断熱塗料の違いも解説」もご参考にしてください。
年数と一緒に見ておきたいセメント瓦に生じる劣化症状
セメント瓦を塗装するタイミングを図るときは劣化症状も一緒に見なければなりません。
屋根はなかなか状態が見えにくい場所ですが、色褪せや汚れ、苔の発生など外観に変化が見られる場合は、塗装をご検討していただくタイミングかもしれません。
色褪せや汚れ
塗装が磨耗すると色が褪せてきて、汚れも残りやすくなります。
汚れは塗装が磨耗することで水と一緒に染み込み跡を残します。
美観性の低下は塗装が磨耗している大事なサインです。
カビや苔の発生
塗装が古くなり水が染み込みやすくなると、セメント瓦は保水状態を保ちます。
そこに風に運ばれてきた胞子が屋根に付くことで苔が発生します。
苔は美観だけの問題ではなく、さらに保水性を高めるため、劣化を早める原因にもなります。
ひび割れなどの破損
セメント瓦が水を吸うようになると膨張や収縮の動きが大きくなります。
外壁と同様に素材のムーブメントが大きくなればひび割れなどの破損を招くことになります。
セメント瓦は厚みと重量がありますから、破片物が飛散すると危険です。
日本では7〜10月にかけて台風シーズンとなるため、破損物の飛散には十分に注意しておきましょう。
台風対策についてはこちらの「台風がくる前に対策を!屋根と外壁のメンテナンスはお済みですか?」をご覧ください。
谷板金や雨押さえなどの板金のサビ
屋根には水の侵入を防ぐための屋根板金があります。
屋根板金には谷板金、雨押さえなどがありますが、セメント瓦だとトタンが使われていることが多く経年劣化で錆びてきます。
とくに谷板金は水に触れることの多い場所ですから雨漏りには注意しなければなりません。
屋根板金のサビは定期的な塗装で予防できます。
セメント瓦では屋根板金の塗装も必要なことを忘れないようにしましょう。
谷板金についてはこちらの「谷板金からの雨漏りにご注意ください!劣化症状とメンテナンス方法を解説」で詳しく解説しております。
漆喰が使われている場合は20年目あたりで詰め直しをする
セメント瓦には漆喰が使われている屋根もあります。
漆喰は瓦を接着させたり、水の侵入を防いだりする目的で使われています。
経年劣化でひび割れや崩落などが発生してくるため、築20年目あたりから漆喰を詰め直す工事が必要になってきます。
漆喰の不具合が雨漏りや瓦の崩落を招くこともありますので、適切なタイミングでメンテナンスを行いください。
ドクターホームズでは漆喰工事も承っております。
なにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
塗装しないままだと劣化を早めてしまいます!屋根塗装ならドクターホームズにおまかせを!
セメント瓦は吸水する性質があるため、定期的に塗装しないと脆くなってきてしまいます。
塗装しないままだとセメント瓦を破損させる恐れがありますので、適切なタイミングで塗装を行いください。
また、日本瓦と形が似ていて見分けがつかないという方も少なくないでしょう。
セメント瓦と日本瓦の大きな違いは表面の質感にあります。
セメント瓦は表面がざらざらとしており、日本瓦はツルツルとした滑らかな質感です。
しかし、屋根は高いところにありますので、実際に屋根に登って手で触るわけにはいきません。
大屋根は地面から約7m、下屋でも約3mもあり転落したら大変ですので、絶対に屋根に登らないようにしてください。
セメント瓦の見分けや塗装するタイミングなのかなど、屋根のメンテナンスのことでお困りのことがありましたら、ぜひドクターホームズにおまかせください。
当店では建物診断や見積もりを無料で行なっております。
診断では屋根の状態や必要な工事などお客様の立ち合いのもと詳しくご説明させていただきます。
お客様のご期待に応える高品質な工事をご提供いたしますので、建物のメンテナンスのことでお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください!
無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
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