見積もりの落とし穴 「各社の見積もり、塗装面積は同じですか?」
投稿日:2020.7.31 更新日:2025.5.28
各社の塗装面積に違いがあるのはなぜ?
お客様からよくいただくご相談が一つあります。
それが、
「各社に見積もりをとったら面積がどれもバラバラだった……」
金額を出すときは塗装面積に単価を乗じて算出しています。
つまり面積がバラバラだと、本来なら金額も変わってきてしまいますし、同じ金額ならなんだか変ですよね?
屋根塗装や外壁塗装、防水工事などは面積によって金額が変わりますから、1〜2㎡くらいの違いならまだしもあまりに面積が違うなら困りものです。
同じ家なのに面積がバラバラ……これではお客様も判断が難しいかと思います。
なぜ各社の面積が違うのか、どの面積が正しいのかについてお話をさせていただきます。
塗装面積を見る2つのポイント
ポイント① 塗装面積を実測しているか?
まず、塗装面積を出すときに大事なことが「実測すること」です。
当店では外壁塗装にしろ、屋根塗装にしろ、防水工事にしろ、面積を求めるために実測することを原則にしております。
なぜ実測にこだわるかというと、それは現地にてしっかりと測ったほうが正確な面積を出すことができるからです。
建坪で面積を出すとは?
業者の中には実測もせずに建坪だけで面積を出しているところもいます。
建坪というと新築の広告で広さを表わすために使われていますが、その定義はちょっと曖昧なところがあります。
一般的に建坪は敷地に建っている建物の大きさを意味していますが、単純に建築面積を表しているというわけでもなさそうです。
どうやって建坪から面積を出すのかというと、坪は約3.3㎡ですので、建坪で計算する場合、建物の坪数×高さで計算しようと思えばできます。
しかし、これは建物の凹凸や下屋などを無視し、単純化された形で計算しているため、まったく正確ではなく、おおまかな面積になってしまいます。
つまり建坪で面積を出してしまうと、実測で出した場合とではあきらかに面積が変わってきます。
「建坪から大まかに出した面積」と「実測して出した面積」、どちらが正確かははっきりしているのではないでしょうか。
実測をしない理由について
概算や大まかな面積を求められているときは建坪から算出することもあります。
ですが、工事料金を提示するための見積もりではそんな曖昧な状態で面積を出すわけにいきません。
それでは、なぜ実測をしないのか?
答えは簡単です。
それは「面倒だから」というのが圧倒的に多いように見受けられます。
見積もり金額の元となる面積をしっかり測らない業者が「うちは3回塗りだから長持ちしますよ!」と言われても、私たちからするとすでに見積もりの段階から手抜きが始まっていると感じずにはいられません。
ポイント② 開口部を除外しているか?
面積を算出する上でもう一つポイントとなるのが「窓や玄関などの開口部」です。
当たり前ですが、塗装面積は「その塗料を塗る面積」のことですので、開口部は除外されます。
外壁塗装では部材ごとに塗料を使い分けることも多いですので、建物全体の面積をどんっと出せばいいというものではなく、あくまでも塗料ごとに塗装する面積を出します。
・塗装面積から除外:窓や玄関などの開口部
・部材ごとに塗料が異なる:部材ごとに面積または長さを記載(外壁や木部、鉄部など)
実測していても塗装箇所や塗料の区別をせずに面積をすべてまとめてしまっていると料金に違いが出てくるはずです。
一つだけ例外を挙げるとすれば、開口部の面積を含んでいても単価を落としている場合です。
料金のつじつまを合わせるような形になりますが、面積は大きいのに料金が変わらない場合は、もしかすると単価のところで調整しているのかもしれません。
ですが、本来なら開口部を除外しているのが一般的ですし、見積もりを見る側にとっては開口部まで含んでいると「ここも塗装するの?」という誤解が出てきてわかりにくいかと思います。
なるべく見積もりの面積は開口部が除外されて記載されているのが理想です。
補足 塗装面積は建築図面からも算出できます
ここまで見積もりに記載する面積についてお話をさせていただきました。
実際のところ塗装面積は新築時の図面からも算出できます。
図面から算出する場合は実測する必要はありませんし、正直なところそのほうが早いです。
しかし、当社はできるだけ実測するようにしております。
その理由は、実測と同時に屋根や外壁など建物の劣化も一緒に見ることができるからです。
建物の劣化症状は図面からではわかりません。
そのため、建物をよく調査せずに図面だけで面積を追ってしまっていると、本来修理しなければならない工事を見逃してしまう可能性があります。
もし、工事が始まってから修理が必要なところが出てきたら追加工事が発生し、別途費用がかかるかもしれません。
最初は工事費が安くても追加工事が発生するたびに負担する金額が増えて、最終的には高い費用を支払うことになった……というケースもあります。
最初に安く提示して、後から追加工事で高額な費用を請求してくる悪徳業者もいますのでご注意ください。
当社はしっかりと見させていただく分、万が一追加工事が発生しても追加で費用をいただくことはありません。
なぜならそれを見落としたのは当社の責任だからです(屋根や外壁の防水シート、下地などは目視できないため、その点についてリスクがある場合は事前にご説明いたします)。
もし、見積もりに来たときに「面積を測らせてください」と言わない業者は、塗装面積の違いや必要な工事の抜けなど警戒しておいたほうがいいかもしれません。
見積もりをご依頼する際は複数の業者に声をかけて相見積もりすることが大事です。
ドクターホームズは建物診断や見積もりを無料で実施しております。
お客様の大事なお住まいの維持管理を全力でサポートさせていただきますので、なにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
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