外壁塗装ブログ

ベランダ・バルコニーのFRP防水 メンテナンス方法を解説!

投稿日:2023.10.21

FRP防水はベランダやバルコニーなど雨ざらしになるところに施工されている防水工法の一つです。

水に濡れる場所に施工されているため、もし摩耗していれば建物内部に水が染み込み雨漏りを引き起こしてしまいます。

 

FRP防水は現在の戸建て住宅に多く採用されている防水工法ですから、雨漏りを起こしてしまわないようにしっかりメンテナンスをしましょう。

本日はFRP防水のメンテナンスについて解説いたします。

 

【FRP防水とはどんな工法?】

ベランダ・バルコニーのFRP防水 メンテナンス方法を解説!

FRP防水とは「Fiber Reinforced Plastics」の略でして、繊維強化プラスチックを指します。

FRP防水はポリエステル樹脂とガラス繊維を組み合わせた防水層を持つ工法。

 

この防水層を保護するためにトップコートを塗って仕上げられています。

FRP防水の特徴はこちら。

 

・衝撃に強い

・軽量で建物への負担が少ない

・塗膜防水のため継ぎ目がなく水密性に優れる

・コストが安価

・乾燥が早く、工期が短い

 

FRP防水は強度が高く、歩行するベランダやバルコニーに最適な防水工法です。

塗膜防水ですから、継ぎ目がなくて水が内部に入りにくいのも強みでしょう。

 

ただし、硬質なため、ひび割れを起こしやすい欠点があります。

そのため、屋上など広い場所や複雑な形状の場所には不向きです。

 

施工性やメンテナンス性に優れていますので、戸建て住宅のベランダやバルコニーに多く採用されている一般的な防水工法の一つです。

 

【FRP防水の劣化症状と放置する危険性】

ベランダ・バルコニーのFRP防水 メンテナンス方法を解説!

FRP防水は年数が経過するとだんだん摩耗して防水性能が低下してきます。

よく見られる劣化症状はこちらです。

 

【FRP防水の劣化症状】

・色褪せ

・塗膜のひび割れ

・トップコートの摩耗

・チョーキング

・塗膜の剥がれ

・塗膜の膨れや浮き

・汚れやコケの付着

 

ベランダやバルコニーは防水に関わることですので、色褪せや塗膜のひび割れ、チョーキングなど比較的に軽微な劣化が出ているタイミングでメンテナンスをご計画ください。

FRP防水は防水層に問題がなければトップコートの再塗装で済ませることができます。

 

ただし、防水層まで傷んでしまっていると、もう一度新たに防水層を作り直さなければいけなくなるため、工事規模が大きくなってしまいます。

早めの動き出しがコストの節約と建物を守ることにつながります。

 

【FRP防水の劣化を放置する危険性】

防水は文字どおり水の侵入を防ぐことです。

防水が劣化していれば内部に水が入り込みやすくなり雨漏りを引き起こしてしまいます。

 

とくにベランダやバルコニーなど防水が施されているところは、雨漏りを引き起こしやすい場所です。

防水が劣化している場合は、それ以上被害が大きくならないように早めに対処することが大切です。

 

雨漏りは建物に大きなダメージを与え、寿命をグッと縮めてしまう恐ろしいものです。

修理費の負担も大きいですから、防水の劣化を放置することは絶対に避けましょう。

 

雨漏りについてはこちらの「雨漏りを放置すると危険!」をご覧ください。

 

【FRP防水のメンテナンス方法】

ベランダ・バルコニーのFRP防水 メンテナンス方法を解説!

FRP防水のメンテナンス方法はこちらです。

 

・トップコートの塗り替え

・一から防水工事する

・床下補修+防水工事

 

それでは上記のメンテナンス方法をご説明いたします。

 

【トップコートの塗り替え】

FRP防水の耐用年数は10年ほどです。

それまでは基本的にトップコートのみ塗り替えます。

 

トップコートの塗り替えは5年サイクルが目安です。

トップコートのひび割れや色褪せなどの劣化症状が塗り替えのサインですので、見逃さないようにしましょう。

 

【一から防水工事をする】

もし、劣化が進み防水層までダメージを負っている場合または防水層の耐用年数を越えている場合は、一から防水工事をする必要があります。

 

同じFRP防水で施工することもできますし、ウレタン防水など他の防水工法で施工することも可能です。

通常は同じ工法で施工するのが一般的です。

下地調整の手間や工程数が増えるため、トップコートの塗り替えよりもコストが掛かります。

 

【床下地補修+防水工事】

劣化が激しいまたは雨漏りを起こしている場合は、床の下地が腐食してしまっていることがあります。

下地まで腐食していると、当然ですが防水を一からやり直すだけでなく、下地も補修しなければいけません。

床下地が腐食した場合、こちらのような流れでよく施工します。

 

【床下地が腐食した場合の防水工事(FRP防水で施工)】

1:腐食した床下地の解体

2:床下地合板張り

3:下地調整 カチオン塗布(施工状況で変わります)

4;合板継ぎ目シール処理

5:プライマー下塗り

6:樹脂剤(防水剤)塗布

7:ガラスマット敷き

8:樹脂剤(防水剤)塗布

※2plyの場合はもう一度ガラスマットを敷いて樹脂剤を塗布します。

9:トップコート塗布

10:完成

 

もし、雨漏りを起こしている場合は防水工事以外に雨漏り修理や内装工事など他の工事も行うことになります。

雨漏りによる被害は大きいですから、なるべく被害が大きくならないように定期的に防水のメンテナンスを行なってください。

 

雨漏りの症状についてはこちらの「こんな症状が?屋根に登らなくてもわかる雨漏りのサイン」をご覧ください。

 

【FRP防水のメンテナンス まとめ】

ベランダ・バルコニーのFRP防水 メンテナンス方法を解説!

ここまでFRP防水のメンテナンスについてお伝えしてきました。

FRP防水のメンテナンスは、

 

・トップコートの塗り替え

・一から防水工事する

・床下補修+防水工事

 

こちらの3つの方法があります。

 

なるべくトップコートの劣化で留めておくことがポイントです。

トップコートの塗り替えのみならそこまでコストの負担もありません。

 

年数の経過で必要に応じて防水を新しくする時期がいずれまたきますので、定期的に点検の実施もおすすめします。

 

最も注意しなければならないのが雨漏りです。

雨漏りは建物の寿命を縮めるだけでなく、修理費の負担もかなりなものです。

 

雨漏りさせないことが大切ですから、ベランダやバルコニーの防水は、劣化が進む前の早めに動き出しましょう。

 

防水工事についてはこちらの「外壁塗装をお考えの方!ベランダ防水工事もご一緒にご検討ください!」もご参考にしてください。

 

ドクターホームズは無料で建物診断を実施しております。

防水工事も承っておりますので、気になることやお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

 

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