屋根はどんなメンテナンス方法がある?工事を考えていただく時期の目安もご紹介!
投稿日:2025.6.29 更新日:2025.6.30
屋根が傷んでいるけれど、どんなメンテナンスをすればいい?
このようなことでお困りではありませんか?
屋根は状態に合わせてメンテナンスを行わないと過剰な工事になったり、反対に工事が足りなかったりする可能性があります。
屋根の場合は雨漏りのリスクも注意しなければなりませんので、最適な時期にぴったりなメンテナンスを行うことが大事です。
そこで本記事では、屋根のメンテナンス方法やメンテナンス時期の目安も含めてご紹介いたします!
屋根のメンテナンス方法
屋根のメンテナンス方法はこちらです。
各工事の横にメンテナンスのタイミングの目安も記載しました。
① 屋根塗装:築10年目以降〜
② 補修工事:築10年目以降〜
③ 棟板金の交換工事:築10年目以降〜
④ 葺き替え工事またはカバー工事(重ね葺き):築20年目以降〜
⑤ 瓦屋根の漆喰詰め直し工事:築20年目以降〜 ※補修は築10年目以降〜
⑥棟瓦取り直し工事:築15年目以降〜
⑧ 雨漏り修理工事
それでは各工事についてご説明いたします。
① 屋根塗装:築10年目以降〜
築10年目以降からご検討していただくのが屋根塗装です。
屋根の美観やスレートなどの屋根材の防水性を保つために行います。
塗装が必要な屋根材は「スレート」「セメント瓦」「モニエル瓦」「トタン屋根(瓦棒屋根)」「折半屋根(鋼板)」などです。
詳しくは後述しますが、塗装と一緒に補修も行います。
傷んだままで塗装しても長持ちしないか、後々不具合を起こす可能性があります。
屋根塗装の際は補修も必ず行っておきましょう。
屋根塗装についてはこちらの「屋根は塗装しなくてもいい?屋根塗装の必要性と押さえておくポイント」で詳しく解説しております。
② 補修工事:築10年目以降〜
年数が経過するとひび割れやコーキングの劣化、棟板金を止めている釘の抜けなどの症状が出ています。
症状が軽いうちに対処できれば最低限の補修で改善できます。
ちょっとした症状だとしても風雨など過酷な環境にさらされる屋根はあっという間に症状が進んでいきます。
こまめに直していることが大切ですから、築10年目あたりに行う屋根塗装と一緒に補修も行いください。
③ 棟板金の交換工事:築10年目以降〜
補修と重複しますが、棟板金は年数の経過で外れやすくなります。
もし10年以上経っていましたら棟板金が外れやすくなっていないか状態を見てもらい、必要に応じて棟板金を交換しましょう。
棟板金は部分的に交換することも可能です。
足場が必要な工事となりますので、他の工事もまとめて行うことをおすすめします。
屋根板金についてはこちらの記事もご参考にしてください。
棟板金が飛ばされてしまった!?棟板金の被害を防ぐ対策と交換時期を解説
谷板金からの雨漏りにご注意ください!劣化症状とメンテナンス方法を解説
④ 葺き替え工事またはカバー工事(重ね葺き):築20年目以降〜
葺き替え工事とカバー工事はどちらも屋根を根本から改善するメンテナンスです。
両方とも屋根を新規で葺く工事ですが、施工方法が異なります。
まず葺き替えです。
葺き替えは、既存屋根のルーフィングを剥がすところまで解体し、そこから野地板を増し張りしてからルーフィングを敷設、屋根本体葺き、屋根板金設置を行います。
次にご紹介するカバー工事よりもコストは掛かりますが、既存屋根を解体するため、建物への負担が少なく、長い目で見ると耐久性に信頼できる施工方法です。
次にカバー工事です。
カバー工事は重ね葺きとも呼ばれており、既存屋根を残し(雪止めや棟板金など施工に干渉する部材は撤去)、その上にルーフィング、屋根本体葺き、屋根板金設置を行います。
イメージは元々の屋根の上に新しい屋根を被せる感じです。
葺き替えよりも解体が最小限で廃材処分も少ないため、コストを抑えて屋根を新しくできます。
その代わり、既存屋根が残り建物への負担が大きくなります。
重量が増えると地震の揺れが大きくなるため、十分な耐震性を保つことができる建物に適しています。
屋根カバー工事についてはこちらの「屋根カバー工法(重ね葺き)の特徴とメリット・デメリット」で解説しております。
⑤ 瓦屋根の漆喰詰め直し工事:築20年目以降〜 ※補修は築10年目以降〜
瓦屋根には漆喰が使われており、築20年ほど経つと割れてきたり、剥がれてきたりします。
瓦屋根の美観や水の侵入防止、瓦の接着などの役割があり、機能が低下すると雨漏りや瓦の崩落のリスクが高まります。
築20年目以降は漆喰の詰め直しを考えていただくタイミングです。
また築10年目あたりでもひび割れなどの症状が出てきます。
症状に合わせて補修もおすすめします。
ドクターホームズでは漆喰工事も承っております。
詳しくはこちらの「漆喰工事」をご覧ください。
⑥棟瓦取り直し工事:築15年目以降〜
屋根の最頂点の角を棟と呼んでいます。
ここの瓦は棟瓦といい、これを土台から作り直す工事が棟瓦取り直し工事です。
土を盛った土台にのし瓦と棟瓦が組まれていますが、近年では経年劣化で崩れる危険性があるため、のし瓦を排し、南蛮漆喰や金物、鉄筋などを用いて棟瓦を積み直す方法も採用されています。
⑦ 瓦屋根の葺き直し工事:築20年目以降〜
葺き替え工事に似ていますが、葺き直し工事は瓦屋根に行われるメンテナンスです。
葺き替えと異なるのは下地材やルーフィングを新しくし、瓦は再利用することです。
瓦は耐用年数が50年以上とされるほど耐久性の高い頑丈な屋根材ですので再利用が可能です。
⑧ 雨漏り修理工事
雨漏りがある場合は、まず原因を特定する必要があります。
屋根は雨漏りの原因になることが多く、ルーフィングの防水機能の低下、継ぎ目に隙間がある、天窓が傷んでいる、谷板金が錆びて穴が開いているなど多岐にわたります。
症状によって対処方法が異なり、最小限の補修で雨漏りが止まることもありますし、葺き替えが必要になることもあります。
屋根から雨漏りするとすぐ下のお部屋に被害がいくため、天井や壁が濡れていたり、水が滴る音がするなど少しでも疑わしい症状がありましたら早めにご相談ください。
雨漏りについてはこちらの「雨漏りを放置すると危険!」もご参考にしてください。
屋根は年数の経過や状態に合わせてメンテナンスしましょう!
ここまで屋根のメンテナンス方法をご紹介してきました。
工事ごとの年数はあくまでも目安ですが、屋根は状態が分かりにくいところなので、どれくらい年数が経ったかもメンテナンスを考えていただく大事な目安となります。
各工事は状態に応じて行うことが大切であり、時期を誤ってしまうと過剰な工事になっていたり、反対に表面だけの修理で根本的な改善につながっていなかったりする可能性があります。
屋根のメンテナンスをする際はかならず業者による点検を実施し、現状に適した工事を行いください。
屋根点検の実施時期は10年ごとが目安です。
ドクターホームズは建物診断や見積もりを無料で行なっております。
屋根のことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください!
無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
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