外壁塗装ブログ

下地調整の重要なポイント3 釘頭と下地強度の確認(トタン)

投稿日:2020.7.31  更新日:2023.12.28

外壁材というとモルタルやサイディングが一般的です。

しかし、外壁材は他にもいろいろ種類があり、塗装させていただく機会がたくさんあります。

本記事ではトタン外壁の塗装について解説したいと思います。

【トタン外壁とは?】

下地調整の重要なポイント3 釘頭と下地強度の確認(トタン)

トタンは様々な用途で使われる建築資材です。

トタンという呼び方が馴染み深いかと思いますが、これは鋼板に亜鉛をメッキした金属でして、亜鉛メッキ鋼板と呼ばれています。

亜鉛は犠牲防食作用があり、傷がついても亜鉛が先に溶け出して素地の鋼板の腐食を防ぐ特徴があります。

現在ではガルバリウム鋼板が主流となりましたが、トタンは安価で施工性も優れていることから、倉庫や工場、離れなどにまだ使用することがあります。

錆を発生させにくい性質を持ちますが、永続的なものではないということに注意しなければなりません。

年数が経過すればメッキ部分が摩耗して、素地である鋼板を保護しきれなくなります。

鋼板が水や空気に触れやすくなれば、錆を発生させますので、錆の侵食を防ぐために定期的に塗装が必要です。

鉄部塗装についてはこちらの「鉄部の塗装はした方がいい?鉄部の箇所と塗装する必要性を解説します!」をご覧ください。

【トタン外壁を塗装する時に気をつけたい下地強度】

下地調整の重要なポイント3 釘頭と下地強度の確認(トタン)

トタン外壁は、錆を防ぐために定期的に塗装が必要とお伝えしました。

そのトタン外壁も塗装する時は、念入りに下地調整をしておくことが大事です。

トタン外壁の下地調整には、ケレンと外壁下地の補強が重要となります。

下地調整の重要なポイント3 釘頭と下地強度の確認(トタン)

まずケレンですが、これはサンドペーパーやディスクサンダーなどを用いて下地を研磨する作業のことです。

経年劣化した下地は、粉化物や汚れなどが付着して塗膜がつきにくい状態になっています。

ケレンはこれらの不純物を除去し、塗膜の密着性を高める役割があります。

 

次に下地補強です。

トタン外壁は、一般的に木下地を取り付け、その上にトタンをあてがって釘を打って固定します。

トタンは熱膨張と収縮を繰り返す性質があり、年数が経過していると釘が抜けかけてきます。

トタン外壁を塗装する時は、まず釘に問題がないか確認します。

もし、釘が抜けていたら、風にあおられてバタンバタンと大きな音を立てます。

内部への入り口もできてしまい、風や雨、虫などが入り込んでしまうので、状態にはご注意ください。

 

下地処理についてはこちらの「外壁塗装の耐久性を左右する下地処理とは?」をご覧ください。

 

【下地強度の確認方法】

下地調整の重要なポイント3 釘頭と下地強度の確認(トタン)

下地補強をするためには、現状を把握していなければなりません。

下地補強をするために確認するポイントがあります。

それは「釘が浮いて飛び出してしまっている場所」「釘が抜けて残っていない場所」をチェックすることです。

以下に具体的なことをご説明します。

【釘が浮いて飛び出してしまっている場所】

トタンを張っている釘は無数にあります。

これを一本一本確認するのはかなり大変ですが、上記でお伝えしたように、トタンは熱膨張と収縮を繰り返すため、釘が抜けかけてきます

一つ目のチェックするポイントは、釘が浮いて飛び出してしまっている場所です。

釘が浮いていると目立つため、見つけることは思っているよりも容易です。

下地材が乾燥して強度をなくしている場合もありますので、このような場合は釘を再打ち込みするだけでなく、下地材の補強を行います。

【釘が抜けて残っていない場所】

トタン外壁は、風のあおりや建物の揺れなどで常に動いている状態です。

年数が経過していれば、すでに釘が抜けて残っていない場所もあります

釘が浮く場所と同様に、このような場合は、釘を再打ち込みを行い、下地の状態が悪ければ下地交換をします。

また、下地を既存利用する場合は、コーキングを併用することもあります。

 

釘や下地強度の確認は、ケレンの工程と平行してできます。

下地補強がされていなければ、塗膜への衝撃も強く影響して剥がれやすい仕上がりになってしまいます。

下地が水に濡れやすい状態になっていればシロアリを寄せつける原因にもなってしまうので、塗装を行う際は、こういった目に見えない部分もしっかりメンテナスすることを大事にしましょう。

【どの外壁材も下地処理が重要です!】

下地調整の重要なポイント3 釘頭と下地強度の確認(トタン)

今回ご紹介したトタン外壁に限らず、どの外壁材も下地処理が非常に重要です。

塗膜は下地に密着することで長く保たれ、建物を保護します。

塗膜を定着させる要となる工程ですから、これから塗装工事をされる方は、下地処理の重要性をぜひ押さえておいてください。

下地処理には高圧洗浄やケレン、シーリング工事、補修工事などがあります。

トタン外壁のように外壁材の種類で、下地処理の内容も異なります

大事なことは、施工内容を業者から詳しく聞くことと、業者から渡される見積もりを細かくチェックすることです。

簡単にやり直せる工事ではありませんから、万全に準備して工事を行いましょう。

ドクターホームズはお客様からお問い合わせをいただいた後に建物診断を行なっております。

診断後は建物の状態や必要な工事などをご報告し、その後にお客様のご要望に沿ってぴったりなプランをご提案いたします。

建物診断は無料で実施しておりますので、お住まいのメンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

 

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