外壁塗装ブログ

なぜ外壁塗装は色褪せるの?原因と色の選び方を解説!

投稿日:2021.11.30  更新日:2021.12.1

施工前の画像

 

塗装したては色ツヤがでて、とてもきれいですが、それも5年、10年経つと汚れが付着し、塗装も色褪せてきます。

塗装が色褪せると建物が古く見えてしまうのも気になるところ。

できることなら色褪せして欲しくないというのが本音だと思います。

 

しかし、塗装は経年劣化してくるため、いずれは色が褪せてきてしまいます。

塗装の色褪せは劣化症状の一つで塗り替えのサインです。

そこでここでは、なぜ塗装が色褪せるのか、原因と色の選び方をお伝えしていきます!

 

【塗装は経年劣化すると色褪せてくる。その原因は?】

施工前の画像

 

塗装が劣化すると色褪せの他に汚れの付着やチョーキング、ひび割れなどの症状が出てきます。

外壁や屋根は風雨にさらされていますので、そこに塗装されている塗料は次第に摩耗してきます。

 

塗装の劣化原因は太陽の紫外線や酸性雨などがあります。

 

建物に用いられる塗料は樹脂塗料というもので、樹脂と顔料、添加剤、希釈剤で構成されています。

塗料は紫外線が浸透すると顔料の主成分である酸化チタンからラジカル(劣化因子)が発生し、樹脂層を破壊します。

このラジカルは有機物を分解する性質を持っているため、樹脂同士の結合を壊し、樹脂層を破壊させてしまいます。

 

そして樹脂層で繋ぎ止められていた顔料が粉状になって表面に現れるのがチョーキングです。

 

塗料の耐久性は主に樹脂によるもののため、チョーキングが起きていると樹脂層が破壊されており、防水性能など建物を保持していくための性能は期待できなくなっています。

 

現在ではラジカル制御式塗料といった、ラジカルの発生を防ぐ塗料が出ています。

この塗料は酸化チタンへの紫外線到達を阻止する仕組みとなっているため、従来の塗料よりも耐候性に優れ、耐用年数も長くなっています。

 

【色褪せを放っておくと劣化を早める原因に!】

施工前の画像

 

塗装の色褪せは劣化しているサインですので、メンテナンスのタイミングを見逃さないことが大切です。

 

塗装が劣化している状態をそのままにしてしまうと、水が浸透してさらに劣化を早めることになりますので気をつけましょう。

 

破風板や軒天井など木材が使われているところは、防水性能が落ちていると水が染み込んでしまうため腐食してしまいます。

 

腐食を起こしてしまうと部分補修だけではカバーできず、交換が必要になることもあり、その分の工事費用が増えてしまいます。

 

塗装の色褪せは汚れが付着しているわけではありませんので、洗浄をしてきれいになるものではありません。

むしろ劣化している塗装を洗浄してしまうと塗装が剥がれて塗膜が薄くなる可能性があります。

塗装の色褪せが確認できるようであれば塗り替えを検討しましょう。

 

【塗装をする時期は?】

施工前の画像

 

塗装は経年劣化するため定期的に塗り替えしていくことが大切です。

塗装のメンテナンス周期は、使用される塗料や立地などで変わってきますが、目安は10年です。

 

10年ほど経ってくると塗装はいろいろな劣化症状がでてきますので、一度塗装業者に依頼して建物を点検してもらうことをお勧めします。

 

劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。

 

塗料の種類によって耐用年数は異なります。

 

詳しくはこちらの「塗料について」をご覧ください。

 

【塗装する色の選び方】

施工後の画像

 

塗装の色褪せは防ぐことはできませんが、できるだけ見栄えは維持していきたいものです。

 

美観を保っていくためには、色褪せが目立ちにくい色を選ぶのも一つの方法です。

色褪せしやすい色としにくい色を以下に書きました。

 

【色褪せしやすい色】

・赤

・黄

・紫

 

【色褪せしにくい色】

・白

・黒

・青

 

塗料の色は顔料によるもので、色褪せのしやすさは色素の結合が関係しています。

 

原色系は色も濃いため色褪せが目立ちやすいです。

 

しかし、色褪せが目立ちやすいからといって、上記にあるように白や黒が最適かというとそうではありません。

 

白は色褪せはしにくいですが、雨垂れ跡や苔の付着などの汚れが目立ちます。

また、黒は熱の元となる赤外線を吸収しやすいため、室内にまで熱が伝わってきてしまう可能性があります。

色褪せを目立たせない色となると、クリーム系やベージュ系が目立ちにくいですのでお勧めです。

 

【外壁塗装の色選びのポイント】

外壁塗装は色選びも楽しみの一つです。

外壁は外観の印象を決める大切なところですので、後悔がないようにこだわって選んでいきましょう。

外壁塗装の色選びで難しいところは、仕上がった状態を事前に見ることができないということです。

 

このため色を選ぶときはどうしてもイメージに頼ってしまいます。

しかし、それだけではイメージと食い違いが出てきてしまうため、ちゃんとイメージ通りに仕上げられるように対策をしておくことが大切です。

 

塗装の色を選ぶときは以下のポイントがありますのでご参考にしてください。

 

・なるべく大きい色サンプルを見て決める

・仕上げたいイメージに似た建物を見つける

・試し塗りをする

・写真や絵など視覚で確認できるものを見つける

 

外壁塗装で選べる色はたくさん種類がありますので、いろいろと迷われてしまうかもしれません。

たくさんある中から一つの色を選ぶのは大変かと思います。

 

当社は専門スタッフが色選びのサポートをいたしますので、お困りの方はぜひお声がけください。

 

色選びの際はカラーシミュレーションのご利用もおすすめです。

 

詳しくはこちらの「カラーシミュレーター」をご覧ください。

 

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