外壁塗装ブログ

スレート屋根の塗装工程を解説

投稿日:2024.2.7

屋根は雨や風、太陽光に常にさらされて次第に劣化が進んでいきます。

劣化が進んだ屋根は、美観性の低下、屋根材の破損などの変化が起き、そのままにしておけばさらに被害を広げてしまうでしょう。

屋根を正常に機能させるためには、定期的にメンテナンスを行なうことが大切です。

スレート屋根の塗装は、屋根を保つための大事なメンテナンス工事。

屋根上での作業となりますので、適切に工事を行なっているかお施主様ご自身でも判断できるように工程内容を知っておきましょう。

本記事ではスレート屋根の塗装工程について解説いたします。

【スレート屋根の基礎知識と塗装工程】

スレート屋根の塗装工程を解説

【スレートとは?塗装が必要な理由】

スレートは現在の戸建て住宅に多く採用される屋根材。

セメントと繊維質を混合するセメント系屋根材の一種で、重量が約68kg/坪と従来の瓦よりも半分以下の軽さです。

屋根が軽くなることで建物への負担が軽減され、耐震性を高めることができます。

スレートは塗膜で防水がされているため、年数が経つと色褪せやチョーキング、汚れの付着などの劣化症状が発生。

状態を保つためには定期的な塗装が必要です。

塗装が古いままだと屋根基材にダメージを負い、脆弱化が進んで割れてしまいます。

割れたスレートは、破片が風に飛ばされて近隣の建物や車を傷つける恐れがありますのでご注意ください。

【スレート屋根と外壁の塗装工程の違い】

スレート屋根の塗装工程は外壁塗装と似ておりますが、スレート屋根の塗装にしかない工程もあります。

まずは全体の塗装工程を確認しましょう。

【スレート屋根の塗装工程】 【外壁の塗装工程】

1:足場組立設置

2:高圧洗浄

3:養生

4:下地処理・補修・コーキング工事

5:下塗り

6:タスペーサー設置(縁切り)

7:中塗り

8:上塗り

9:最終確認

10:足場撤去

11:お引き渡し

1:足場組立設置

2:高圧洗浄

3:養生

4:下地処理・補修・コーキング工事

5:下塗り

6:中塗り

7:上塗り

8:最終確認

9:足場撤去

10:お引き渡し

上記の表を見ての通り、スレート屋根の塗装工程には、縁切りという工程があります。

現在では施工性の良さからタスペーサーという部材を使うようになりました。

縁切りは塗装する上で雨漏りを防ぐ大事な工程となっておりますので、工事を行うときは必ず縁切りが適切にされているかご確認ください。

 

屋根塗装の流れと押さえておきたいポイントについてはこちらの「屋根の塗装の流れは?工事を行う前に押さえておくポイント」をご覧ください。

 

【スレート屋根の塗装工程】

それでは次にスレート屋根の工程内容とポイントをお伝えします。

屋根はどんな作業を行なっているか下からだと分かりませんので、工程内容をよく把握しておくことが大切です。

工事を行うときは、ご自身でも作業内容を確認できるように各工程の施工写真を業者に撮ってもらいましょう。

【1:足場組立設置】

スレート屋根の塗装工程を解説

屋根塗装は高所作業なため足場が必要です。

工事初日は足場を組み立てます。

足場代の節約についてはこちらの「外壁塗装は屋根とセットがおすすめ!お得に工事ができる方法をご紹介」をご覧ください。

【2:高圧洗浄】

スレート屋根の塗装工程を解説

高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使い屋根に付着する汚れやコケ、古くなった塗膜などの不純物を洗い流す作業のことです。

塗装の付着力に関わる大事な工程です。

【3:養生】

養生は傷や汚れ、塗料の飛散などを防ぐ作業のことです。

マスカーやビニールシート、養生テープなどを使い施工環境を守ります。

【4:下地処理・補修・コーキング工事】

スレート屋根の塗装工程を解説

下地処理とは塗装する面を整えて塗装の仕上がりを高める作業のことです。

下地処理にはケレン作業や補修、コーキング工事などがあります。

経年劣化したスレートはひび割れていることがありますので塗装前に補修します。

スレート屋根の補修についてはこちらの「スレート屋根を塗装するときは補修も一緒にしましょう!」をご覧ください。

【5:下塗り】

スレート屋根の塗装工程を解説

塗装は3回塗りが基本でして、その1回目の塗装が下塗りです。

下塗りにはシーラーなどの下塗り剤を塗布し、下地への付着力を高め、塗料の吸い込みを防ぎます

屋根塗装の下塗りについてはこちらの「屋根塗装で重要な2つの工程。下地処理と下塗りの重要性を解説!」をご覧ください。

【6:タスペーサー設置(縁切り)】

スレート屋根の塗装工程を解説

縁切りは塗膜による密閉を防ぐ作業のことです。

現在ではタスペーサーを使うのが一般的です。

カッターなどで塗膜に切り込みを入れる場合は、上塗りの後に行います。

縁切りやタスペーサーについてはこちらの「屋根塗装はどうして縁切りやタスペーサーが必要なのかを解説します!」をご覧ください。

【7:中塗り】

スレート屋根の塗装工程を解説

中塗りは塗装2回目の工程です。

中塗りから上塗り剤を使用します。

【8:上塗り】

3回目の塗装工程が上塗りです。

塗装回数は塗料によって異なります。塗装回数が2回の場合は1回目を下塗り、2回目を上塗りと呼び、塗装回数で工程名が変わることにご注意ください。

塗料には必要塗膜厚というものがあり、性能を最大限発揮させるためには仕様通りの塗膜厚を確保していなければなりません。

上塗りまで行なっても塗膜が薄い場合は、必要な厚みを確保できるまで再度塗料を塗り込む必要があります。

【9:最終確認】

スレート屋根の塗装工程を解説

ひととおり工事を終えたら仕上がりや塗り残しがないか確認します。

施工後は足場を外す前にお施主様もご確認ください

足場を外してしまうと手直しなどの作業ができなくなってしまいトラブルの元です。

屋根に登って確認するわけにはいきませんので、施工後の写真を撮ってもらい仕上がりに問題がないか細かく確認しましょう。

【10:足場撤去】

仕上がりに問題がなければ足場を撤去してお引き渡しです。

工事後は敷地内が汚れていますので、足場撤去後、全体を清掃します。

【ドクターホームズはアフターフォロー・工事保証も徹底しております!】

スレート屋根の塗装工程を解説

【スレート屋根の塗装工程】

1:足場組立設置

2:高圧洗浄

3:養生

4:下地処理・補修・コーキング工事

5:下塗り

6:タスペーサー設置(縁切り)

7:中塗り

8:上塗り

9:最終確認

10:足場撤去

11:お引き渡し

 

スレート屋根の塗装を行うときは、どんな工程で工事が行われるか内容も含めて知っておくことが大切です。

工事は業者が行いますが、その工事が適切なのかはお施主様ご自身で判断しなければなりません。

そのための知識です。

また、工事はアフターフォローや工事保証が用意されていることも大切です。

工事後も劣化は進み、いずれまたメンテナンスが必要です。

途中で不具合が起きる可能性も考えられますので、アフターフォローや工事保証はこのようなときの備えになります。

ドクターホームズはアフターフォローと工事保証を徹底しておりますので、安心して工事をお任せください。

アフターフォローや工事保証については下のページでご紹介しております。

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